引っ越しやオフィスの移転などに伴い、必要となる電話の休止・解約手続き。転居時のゴタゴタでそれらの手続きに不備が生じないためにも、必要な情報をしっかりおさえておきましょう。今回は、電話の利用休止・一時中断・解約についてご説明します。

利用休止について

これは、NTTの加入電話・INSネット64を利用されている方が対象です。電話の利用が不要な場合、利用休止状態にして、その権利を一旦、NTTに返上するかたちとなります。その預かり期間は5年間です。

利用休止から5年を経過した場合、預かりを希望するかしないかでその後の取り扱いが異なります。利用休止を継続したい場合は、5年単位で期間を更新できます。更新の申し出がない場合、5年を経過した時点で契約解除の運びとなります。

一時中断

これは、NTTの加入電話・ライトプラン、INSネット64、INSネット64・ライトを利用するユーザーが対象。これもまた、不要になればNTTに一時中断の予約を申し出て、必要手続きを取ります。

電話の権利をNTTに一旦返上し、一時中断扱いとします。この預かり期間中も、毎月の回線使用料の支払いが必要となるため、未払いなどがない様注意して下さい。

また、ボイスワープを利用している場合、一時中断中の電話に着信があっても、転送サービスの利用はできません。電話番号のサービス利用に変更がある場合は、取引先などにこれらの情報をきちんと伝達することも大切です。

解約

web上の申込みと手続きだけでは解約完了となりません。解約手続きには、「加入電話等契約解除通知書」と「本人確認書類」の提出が必要です。それらの必要書類をNTTが受領した時点で、契約解除となります。それまでは、料金の支払いも発生するため、契約解除日はきちんと確認する様にしましょう。

また、加入電話、INSネット64電話解約と同時に加入権も契約解除となりますので、加入権の再利用もできなくなってしまいます。電話を解約する際は、料金の支払い状況や、権利関係について事前に確認しておくことが重要です。

解約希望者