念願の独立開業を果たしたものの、資金不足でオフィスを持たなかったり、自宅開業でビジネスを始める方は多いでしょう。初期の段階で事務所を持たず、体一つでビジネスを展開するのは、コストを考えると良い方法かもしれません。しかし、顧客との連絡窓口となる“電話の形態”を軽視すると、手痛い失敗を見ることも。ここでは、電話回線を持たないまま、開業することのデメリットについて考えてみましょう。

電話番号の表記がなくて信頼性は大丈夫?

名刺やパンフレットに記載された連絡先。それが携帯電話の番号だけだったら、どの様な印象を与えるでしょうか?固定電話を引いていないことで、会社としてしっかりしていないのではないか、というイメージをもたれてもおかしくありません。

もちろん、携帯電話だけでしっかり顧客を獲得しているビジネスマンもいますが、中には偏見を持った業者やお客さまもいるでしょう。「商品を購入したいけど、携帯電話にかけるのはちょっと…」というお客様がいたら、ひとつの商機を失うわけです。逆に、固定電話を持つと商機も広がり、多くの問い合わせが寄せられる期待も持てるのではないでしょうか?

信頼を失った人

顧客満足度は大丈夫?

社内に固定電話がないということは、事務員の不在を意味します。注文受付から問い合わせまで、すべて1人で対応することになります。大切な商談中に、携帯電話に顧客から新規の問い合わせがかかってきたら、万全な対応ができるでしょうか?電話に出ることもままならず、新たな発注や契約の取り付けをみすみす逃すことになりませんか?

「電話を取るスタッフがいれば…」と後悔してからでは遅いでしょう。失われたビジネスチャンスは戻ってきませんし、信頼を回復することは容易ではありません。

電話も満足に出られないとなると、商機を失うだけでなく、お客さまの信頼も薄れてしまいます。「たった1本の電話」でも、その評判が伝わるとますますお客さまからのアクションは遠ざかるばかり。そんな状況にならないためにも、電話代行などを活用し、低コストの範囲内で顧客対応サービスを確保する方法をおすすめします。