顧客や上司、先輩への言葉遣い、来客時の応対や名刺交換のルールなど、社会人として身につけておくべきビジネスマナーはたくさんあります。
そのため、新入社員などを対象としたビジネスマナー研修を行っている企業も数多くあります。この記事では、ビジネスマナー研修に臨むにあたって押さえておきたいマナーについて紹介します。
社内ビジネスマナーの概要
ビジネスマナー研修では、まず初めに社内で行うビジネスマナーから始まります。事前によく内容を確認してから研修に臨みましょう。社内のビジネスマナーの内容には、挨拶と言葉遣い、報連相の重要性、電話のかけ方・受け方、メールのマナーや、来客応対などがあります。来客応対では、基本的な姿勢やマナー、挨拶・誘導・名刺交換などのロールプレイング、見送りの際の心配りなどについて学びます。
社外ビジネスマナーの概要
次は社外のビジネスマナーについてです。社外では部外者と会うので細かい配慮が必要です。必ず覚えておきましょう。まず、受付の数歩手前で軽く会釈をします。受付に近づいたら、受付の人にもう一度礼をし、「失礼します」、「お忙しいところお邪魔いたします」などと挨拶します。
初回の訪問では、受付に挨拶を述べて名刺を差し出し、「○○会社の□□と申します」と社名や名前を明確に告げ、「営業部の○○様にお目にかかりたいのですが」と依頼します。事前に約束しているときは、「営業部の○○様と××時にお約束をさせていただいております。おいでになられますでしょうか」と取り次ぎを依頼します。相手先企業では相手先の目を常に意識し、気をつけて行動しましょう。
姿勢を伸ばして快活に歩くようにし、訪問先の社員が往来する廊下ではやや端寄りを歩きましょう。周りをきょろきょろ見回さずに前を向いて堂々と歩きましょう。エレベーターは社内の人の後から乗って後から降りるようにします。
自分で気配りをしよう
ビジネスマナーには、行動や言論だけではなく、自分自身で意識しなければ改善しないものもあります。スーツの手入れや靴の選び方も大切です。ファッションには清潔感が欠かせません。襟や袖口の汚れ、ネクタイのシミ、肩のフケ、靴の汚れ、メガネの曇りなども目立つので注意が必要です。腕時計、かばん、ハンカチ、名刺入れ、財布の様な、日常のグッズも念入りにチェックしましょう。当日になってからあわててしまうことも考えられるので、前日までに必要な物を用意しておきたいところです。