収益の獲得を目指し、インターネット上でさまざまな商品を販売するECサイト開設者が増えています。ECサイトを運営する会社も増えてきましたが、個人事業主がはじめるケースもあります。そんなECサイトを開設するうえで、注意したいこと、守るべきルールとは何でしょう？今回は、ECサイト運営をはじめる前にぜひ知っておきたい予備知識をご紹介。また、ECサイトを成功に導く電話代行活用のメリットも合わせてお伝えしますので、運営会社、個人事業者の方はぜひご一読下さい。
特定商取引法とは？
まず、ECサイト運営に携わる事業者（個人も含む）が押さえておきたいのが、特定商取引法が定める表記ルールです。特定商取引法とは、消費者保護を目的に、広告宣伝や販売に関する規制や注意事項、クーリングオフのルールなどを定めた法律で、同法の規制対象にはインターネット販売も含まれます。
同法では、ECサイト運営者を含む対象事業者に、以下の表記ルールを定めています。
- 販売価格または役務の対価
- 代金または対価の支払い時期
- 代金または対価の支払い方法
- 商品の引渡時期・役務の提供時期
- 申し込みの撤回または解除に関する事項
- 商品の送料
- 事業者情報
最後の「事業者情報」についてですが、これには「事業者の名称」「事業差の住所」「事業者電話番号」の表記を義務づけています。
つまり、電話番号をもたないままでネットショップの運営はできません。電話番号をもち、それをホームページや広告チラシに表示することが、ECサイトを運営するうえでの法的義務であり、社会的責任であると言えます。
開業届は必要？
「収益もわずかだし、個人だから開業届なんて必要ないだろう」と思っていないでしょうか？ECサイトは、きちんとした事業ですので、個人だろうと事業開始の届け出を出す必要があります。開業届には、お店の名前、開業日、住所や電話番号などの基本的な情報を書き込むだけでOK。開業届の書類1点のみで、ほかに書類を揃える必要はありません。時間も手間もかからず、手続きもわずか数分で終わるでしょう。
開業届は、ECサイトを開業する1ヶ月以内に提出するのが原則ですが、必ずしも厳守しなくてはいけないものではありません。また、提出しなくてもペナルティなどはありません。しかし、税の申告をしっかり行うためにも、開業届は出す様にしましょう。
税金の申告は？
個人でネットショップをはじめた人でも、一定以上の収益を上げれば、確定申告が必要です。所得収入があるにもかかわらず税の申告を怠れば、追徴課税などのペナルティを受ける可能性もあるため、きちんとルールに則って確定申告する様にして下さい。確定申告する際、白色申告と青色申告のどちらかを選ぶことになるかと思います。この違いもしっかり把握する様にしましょう。
青色申告
必要経費として認められる項目が多く、控除額も高額です。白色申告に比べ、さまざまなメリットがあります。税務署に申請をし、承認を受ける必要があります。
白色申告
青色申告を選ばなかった場合、税の申告は白色申告で行うことになります。課税所得の計算は青色申告よりシンプルですが、税制上のメリットは青色申告と比べ、大きくありません。
青色申告が承認されると、家族への給与が経費扱いとなります。ネットショップ運営を家族の誰かに手伝ってもらい、従業員として給与を支払えば、経費と認められてその額を課税所得から差し引くことができます。節税効果を狙うなら、青色申告がおすすめです。
ECサイト運営に最適の電話代行サービスは？
「ユーザーから信頼されるネットショップを目指したい」その目標を叶えるパートナーとしておすすめなのが、弊社の「ネットショップ専門」電話代行です。ECサイト運営業務の中でも、電話受付に特化したサービスを提供します。当サービスを利用することで、ECサイト運営者には以下の様なメリットがあります。
24時間365日対応であらゆる電話をフルカバー
夜間早朝、土日祝祭日問わず、いつでも電話対応が可能です。万が一電話受付の窓口がお休みの時に注文の電話があれば、売上を取り逃すことになります。電話代行ではその業務空白を防ぎ、充実したサポート体制で収益の向上につなげます。
ショップの信頼度とイメージ向上に直結
お客さまと電話口でやり取りするのは、商品知識も身につけたオペレーターです。電話応対のビジネスマナーはもちろん、コミュニケーションスキルも問題ありません。顧客の信頼度も上がり、ショップのイメージアップにもつながるでしょう。
分業化でコア業務に専念できる
電話受付窓口をアウトソーシングすることで、業務量が軽減され、リソースを商品の仕入れやサイト運営、営業・販売計画などに回せます。業務効率化が図られ、良質なサービスパフォーマンスを生み出せるでしょう。
ECサイト運営は、意外と業務量が多く、人手も時間も足りない、と感じる事業者は多いです。それでも、事務員を雇用するとなればコストがかさみます。電話受付業務のみ、アウトソーシングすれば、業務効率もアップして、顧客満足度にも良い影響をもたらすでしょう。ECサイト運営を軌道に乗せるためにも、ぜひ「ネットショップ専門」電話代行の活用をご検討下さい。
