営業の基礎を身に付けよう
商品を販売するため、営業担当者にはさまざまな能力が求められます。どのスキルから伸ばせば良いか、悩んでいる人も少なくないかもしれません。そこで今回は、どんな業種の営業担当者でも身につけておくべき基礎スキルについてご説明します。
質問力
まず営業マンが身につけたい基礎スキルが、「質問力」です。質問をすることにより、いろいろな情報を収集できるからです。
営業先でお客様にいろいろな質問をすれば、売ろうとしている商品について魅力があるかなど、多くの意見を聞けるでしょう。お客様がどのような商品を求めているかが分かれば、案内している商品需要の有無も判断できます。
質問力があれば、お客様のニーズをふまえた商品アピールが可能です。一方的に説明する場合と比べたら、より効果的な営業活動を実現できるでしょう。
共感力
共感力も、営業マンの基礎スキルとして欠かせません。このスキルが身についていると、お客様の立場になって話を展開できるからです。
案内する商品にお客様が興味を示した場合、共感力があれば、どこに魅力を感じているか的確に見抜けるでしょう。購入を迷っていたら、お客様目線になって何を悩んでいるのか、話を聞き出せます。
共感力を磨けば、お客様の心情を理解したうえでの商品説明が可能です。購入意欲を刺激するポイントを強調し、悩みの解消につながる情報提供もスムーズに運びます。
ラポール(関係作り)
お客様のニーズや心情を理解できても、それだけでは十分といえません。話を聞いてもらうためには、相手の方から信頼される必要があるでしょう。信頼関係を築くことにより、お客様は心を開いてくれるからです。
良好な関係を作る方法として、コミュニケーションの積み重ねは欠かせません。商品案内にこだわらず、いろいろなテーマで会話することが求められます。お客様から何でも話せる相手として受け入れられれば、商品案内にも耳を貸してもらえるでしょう。
お客様によって、関心のある話題は多種多様です。どんな話題にも対応できることが望ましいため、日頃から多方面にアンテナを広げておくと良いでしょう。