同じ職場の仲間や、取引先の関係者が入院すれば、お見舞いに行くことになると思います。この際、仕事の時とは違った心配りやマナーが必要です。今回は、仕事で付き合いのある関係者をお見舞いする時の注意点についてご説明します。

病気の場合、事前に病状の確認を

お見舞いに伺いたくても、相手の容態がすぐれない時は控えなければなりません。まずはご家族の家に電話し、お見舞いの言葉を述べた後、病状について確認しましょう。お見舞いが可能な様であれば、面会時間もお伺いし、その時間内に訪問する様にして下さい。複数で訪れる時も、大人数で押しかけるのはNGです。他の入院患者さんもいますので、くれぐれも病院側に迷惑のかからない心配りを持って下さい。

出産した女性を見舞う時は

ぜひ早く伺ってお祝いの言葉を伝えたいところですが、出産直後の面会は基本NGです。数日たって、体調が回復するのを待ってから訪問する様にします。

注意したいのが、言葉使い。入院中のため、つい「お大事に」などと言ってしまいそうですが、妊娠出産は病気ではありません。とても喜ばしいことですので、「頑張ったね」「よかったね」「凄いね」とポジティブで明るくなる言葉を送ってあげましょう。

今の時代、出産・育児を経て職場復帰するママは珍しくありません。本人の心理として、「ちゃんと復帰できるかしら?」と不安になるものです。そのため、職場の様子や近況など、メールや電話などでこまめに報告してあげるといいでしょう。休んでいる時も常に忘れず、連絡などして支えてあげる気持ちが大切です。

仕事の話は極力避けよう

病気やケガで入院となった場合、会社に迷惑をかけて申し訳ない、と思う人は少なくありません。なるべく気を使わせないためにも、たずねられない限り会社や仕事の話はよしましょう。

しかし、「あなたがいないから、お客さまも会社のみんなも寂しがっているよ」といった元気の出る言葉であれば、相手は自分の必要性を感じ、病気と闘うエネルギーになるかもしれません。気を使いすぎると神妙な雰囲気になってしまいますので、なるべく気持ちも盛り上がる会話を心がけましょう。

お見舞いに行く人