ネットの時代、個人でも副業目的でショップを開設する人が増えています。少ない資金で手軽に開設できるメリットがあるネットショップですが、収益を安定させて軌道に乗せることは簡単ではありません。どの様な運営をすればネットショップで成功できるのでしょうか? 今回は、ネットショップで収益を拡大させるためのポイントについてご説明します。
大事な人対人の対応
とても基本的なことですが、ネットショップといえ、いざという時は「人対人」のサービスができるのが望ましいです。ネットショップのサービスで直接的な接客をするには、電話番号の設置が唯一の手段です。
商品の配送や返品、予約のキャンセル、注文取り消しなどについてたずねたい時、メールだけでは何となく不安、と感じる消費者は少なくありません。電話番号の表示があれば、「何かあった時はそこに連絡すればいい」という安心感から、そのサイトに対する信頼度もあがり、イメージもずっと良くなります。なお、消費者感覚からいえば、市外局番の電話番号より、フリーダイヤルのほうが電話しやすいので、そちらで検討するのもいいでしょう。
また、特定商取引法の「通信販売規制を受ける広告」という項目の中では、販売価格や代金の支払い方法、事業者の氏名や住所の他、電話番号の表示も義務づけています。電話番号を設置することは、社会的責任の中で営業活動を行っていることのアピールにもなるのです。
一本でも多く、問い合わせを受け付けるには
時間と場所を問わないネットショップの利用は、ともすれば百貨店やスーパーよりその機会が多いかもしれません。とくにスマートフォンが普及している今の時代、電車の中にいてもボタン一つで予約も購入も可能なため、今後ますますその流れは加速することが予想されます。
そうした状況を踏まえると、昼夜を問わない受注体制が望まれます。24時間365日受付可能であれば、通販サイトへのアクセスが集中する時間もカバーできます。一つでも多くの収益を稼ぎ出すには、一本でも多く受注可能な体制を作ったほうが有利なのはいうまでもないでしょう。